非常用発電機の新規設置と更新は、機種選定・搬入・据付・電気接続・試運転を担う会社を比較する点で共通します。工事の相談先を一つの記事にまとめ、公式情報を確認した3社を紹介します。
新規設置は必要な負荷と運転時間の整理から始め、更新は既設機の撤去・流用範囲・工事中の仮設電源も確認します。定期点検や消耗品交換の依頼先を探している方は、メンテナンス会社の比較をご覧ください。
目次
設置・更新の対応会社比較
公式情報を確認した3社を掲載しています。掲載順は順位ではありません。対応メーカー・現地条件によるため、依頼前に範囲を確認してください。掲載・選定基準もご覧ください。
| 会社名 | 拠点 | サービス | 対応地域 | 公式情報 |
|---|---|---|---|---|
| 株式会社ロジエイティブ | 岐阜県多治見市 | 点検・修理・更新工事 | 全国対応を公表(提携技術会社を含む) | 公式サイト |
| 株式会社福留エンジニアリング | 愛知県日進市 | 発電設備の点検・整備・搬出入 | 東海・関東・関西など全国幅広く対応と公表 | 公式サイト |
| 大竹建機産業株式会社 電機部 | 愛知県名古屋市 | 定期点検・更新・蓄電池設備 | 愛知県・岐阜県・三重県・静岡県 | 公式サイト |
株式会社ロジエイティブ

点検・修理から更新までを扱う発電機専門会社です。全国対応を掲げ、サービス拠点には提携技術会社も含むと明記しています。更新工事と故障修理の事例を地域別に確認できます。
この会社の特徴
- 更新と修理を相談:入れ替え工事と既設機の修理を案内。
- 地域別の事例:岐阜・千葉・東京などの工事・整備事例を掲載。
製品・サービスの基本情報
| 所在地 | 岐阜県多治見市生田町2-106 |
|---|---|
| 製品・サービス | 点検・修理・更新工事 |
| 対応区分・地域 | 全国対応を公表(提携技術会社を含む) |
| 事業・保守体制 | 発電機専門会社 |
| 見積もり | 設備条件を伝えて個別見積もり |
こんな人に向いています:修理の継続と設備更新を同じ窓口で比較したい施設。
依頼前の確認:担当拠点、自社と提携会社の分担、旧機の取り扱い、代替電源。
株式会社福留エンジニアリング

発電設備の工事・機械・電気を扱い、ディーゼルエンジンとガスタービンの点検・整備を会社情報で案内しています。発電機や負荷試験器のレンタルも扱うため、設備工事と試験の手配を相談する候補になります。
この会社の特徴
- 原動機の整備:ガスエンジン・ディーゼル・ガスタービンの整備を案内。
- 搬出入と据付:発電設備の搬出搬入・据付工事を事業内容に掲載。
製品・サービスの基本情報
| 所在地 | 愛知県日進市竹の山一丁目613番地 |
|---|---|
| 製品・サービス | 発電設備の点検・整備・搬出入 |
| 対応区分・地域 | 東海・関東・関西など全国幅広く対応と公表 |
| 事業・保守体制 | 工事・機械・電気の各部門 |
| 見積もり | 点検・整備・工事を分けて見積もり |
こんな人に向いています:整備だけでなく搬出入や電気工事の調整も必要な施設。
依頼前の確認:対象メーカー、仮設機の容量と空き、工事範囲。
大竹建機産業株式会社 電機部

東海4県を対象に、非常用発電設備と蓄電池設備を扱っています。発電機のリニューアル工事・メンテナンス・定期点検に加え、直流電源装置やUPSも案内しており、関連する電源設備をまとめて確認したい場合の候補です。
この会社の特徴
- 東海4県の窓口:愛知・岐阜・三重・静岡でのサービスを公表。
- 関連電源も扱う:発電設備と蓄電池設備の両方を掲載。
製品・サービスの基本情報
| 所在地 | 愛知県名古屋市熱田区中田町5番23号 |
|---|---|
| 製品・サービス | 定期点検・更新・蓄電池設備 |
| 対応区分・地域 | 愛知県・岐阜県・三重県・静岡県 |
| 事業・保守体制 | 販売・施工・保守を案内 |
| 見積もり | 対象機器と現地条件に応じて見積もり |
こんな人に向いています:東海地方で発電機と蓄電池・UPSを合わせて相談したい施設。
依頼前の確認:既設メーカーと型式、蓄電池を含む点検範囲、更新時の停電工程。
非常用発電機の設置と更新の違い
設置と更新は設備の導入・入替工事として共通する部分が多い一方、更新には既設機の撤去や工事中の電源確保が加わります。同じ相談窓口でも、現地調査で新設・流用・撤去の範囲を分けてもらい、見積もり条件をそろえてください。
| 依頼内容 | 先に確認すること |
|---|---|
| 新規設置 | 停電時に守る負荷、運転時間、設置場所、燃料・給排気・電気接続 |
| 更新・交換 | 既設機の状態、撤去・搬出、流用する設備、停止時間、仮設電源 |
| 両方に共通 | 機種選定、搬入・据付、工事分担、試験・引渡し、保守窓口 |
非常用発電機の設置条件
設置条件は、供給先の機器と建物側の制約から整理します。運転中の電力だけでなく、機器始動時の電力、必要な運転時間、設置場所、既存電源との切替方式も選定に関わるため、負荷一覧を作ることが出発点です。
| 条件 | 施設側で用意する情報 |
|---|---|
| 供給先 | 消防設備、避難設備、通信、医療機器、生産設備の区分 |
| 電源 | 電圧、周波数、負荷容量、モーターなどの始動特性 |
| 運転時間 | 必要時間、燃料補給の方針、タンクを置ける場所 |
| 建物 | 床荷重、搬入寸法、給換気・排気経路、騒音条件 |
| 管理 | 日常確認担当、保守窓口、異常時の連絡体制 |
非常用発電機の設置と機種選定
機種は価格やカタログ容量だけで決めず、必要な電源機能と現場条件に合うものを選びます。ディーゼルとガスタービンでは冷却・吸排気・整備の条件が異なるため、設備全体の提案として比較してください。
ガスタービンとディーゼルの比較で、方式を変える際に確認する項目を整理しています。製品の候補は非常用発電機メーカー10社の比較から確認できます。
非常用発電機の設置・更新費用
設置・更新費用を比較するときは、発電機本体と工事費を分けてください。設置場所や搬入経路によって必要な作業が変わるため、容量だけで総額を決めず、同じ条件を渡した見積書で範囲を揃えます。
| 項目 | 見積書で確認すること |
|---|---|
| 本体・制御盤 | 容量、電圧、周波数、制御方式、既設盤の流用可否 |
| 撤去・搬出 | 既設機の解体、揚重、廃油・燃料処理、処分または下取り |
| 据付・接続 | 基礎、アンカー、配線、燃料配管、排気・給換気の改修 |
| 仮設電源 | 機器賃料、運搬、接続、燃料、運転管理、撤去 |
| 試験・引き渡し | 始動試験、切替確認、必要な試験と届出資料の作成 |
新規設置では撤去・搬出の項目は通常の工事範囲と分け、更新の場合だけ必要になる作業を明示してもらいます。仮設電源の要否も施設の運用条件に応じて確認してください。
非常用発電機の更新中の仮設電源
更新工事中に必要な電源は、施設側・電気主任技術者・施工会社で先に整理します。仮設機を置けば元の設備と同じ機能になるとは限らず、供給先と接続方法、燃料補給や監視の担当を計画に含めることが大切です。
| 決めること | 打合せでの質問 |
|---|---|
| 維持する負荷 | 消防設備・医療機器・通信・生産設備のどこへ供給するか |
| 切替時の停止 | 接続・撤去時に止まる回路と許容停止時間は何か |
| 設置場所 | 車両や消防活動の動線、吸排気、騒音に支障はないか |
| 燃料・監視 | 誰が残量を確認し、補給と異常対応を担うか |
| 関係者との協議 | 消防設備の機能を維持する方法を所轄消防等と確認したか |
仮設機の容量や配線を施設管理者だけで決めないでください。既存回路の接続条件や保護装置との整合は、設備の専門家による検討が必要です。
非常用発電機の交換と修理の比較
修理が可能なら、部品交換や整備で使い続ける案も比較対象です。更新を急ぐ前に、故障箇所、部品供給の見通し、復旧までの期間、更新案の工事範囲を整理し、今後の施設運用に合うかを判断します。
- 年数だけで更新を断定せず、点検結果と部品供給状況を確認する。
- 機器費用だけを下げ、必要な消防・電気・建築上の協議を省かない。
- 停止できる期間が決まっていない段階では、確定工期で契約しない。
非常用発電機の設置工事の分担
本体を納入する会社と、基礎・配線・燃料配管・試験を行う会社が別になる場合があります。見積書には各工事と関係機関への手続きの担当者を記載してもらい、どの窓口が工程全体を調整するか確認しましょう。
- 新築なら設計者と、既存建物なら設備図面を持つ管理者と相談する。
- 消防法・建築基準法・電気事業法の適用と必要な手続きを整理する。
- 運転開始後の保守契約と消耗品の手配も導入時に確認する。
非常用発電機の設置・更新の手順
新規設置では負荷一覧・必要運転時間・建物図面を、更新では既設機の銘板・単線結線図・点検履歴も用意します。現地調査で工事範囲と停止条件を確認し、見積もりと工程を比較して発注先を決めましょう。
- 現状整理:型式、出力、製造年、故障・部品交換履歴。
- 現地調査:搬出入口、揚重位置、基礎、排気と燃料系統。
- 計画比較:工事分担、停電日程、届出、仮設電源。
- 引き渡し:完成図書、試験記録、保守窓口、次の点検日。
引渡し後の管理はメンテナンス会社の比較で点検・整備・修理の契約範囲を確認できます。
非常用発電機のよくある質問
設置する発電機は建物全体の消費電力で選びますか?
必ずしも建物全体ではありません。停電時に供給する負荷と始動特性、継続時間を整理し、設計者や施工会社が容量と切替方式を検討します。家庭用の携帯発電機を施設の回路へ自己判断で接続することは避けてください。
更新工事では必ず仮設発電機が必要ですか?
一律には決まりません。工事中に維持すべき消防設備や業務の電源、他のバックアップ設備、許容停止時間に応じて検討します。施設側・主任技術者・施工会社で計画し、所轄消防等への必要な協議も確認してください。
設置や更新の工事と保守は同じ会社へ頼めますか?
窓口をまとめて相談できる会社もありますが、工事契約に定期点検や故障修理が含まれるとは限りません。引渡し後の担当窓口と保守契約の範囲を別に確認してください。
この記事を書いた人
執筆・編集:非常用発電機ナビ 編集部
非常用発電機の導入・更新・メンテナンスを検討する施設管理者のための比較ガイドです。会社情報は各社公式サイト、制度の説明は行政の公表資料を参照し、対応範囲と依頼前の確認事項を整理しています。
最終更新:2026年9月12日
